昆虫食が未来の地球を救うスーパーフードに？！
ラボネクト株式会社では食材を粉末にすることができる粉砕機などの販売を行っております。
乾燥させた野菜のパウダー化やお米、大豆など様々な食材を粉末するためにご使用頂いておりますが
近年では昆虫（主にコオロギ）をパウダーにすることができないかとのお問合せも増えております。
今回はコオロギを粉砕してパウダー状にするテスト例をご紹介頂きます。
＊虫が苦手な方は閲覧ご注意ください。
なぜいま昆虫食が注目されているのか？
ところが最近では世界的に昆虫食に関心が集まり、昆虫を加工した食品も多く販売されるようになってきています。
食の選択肢が無数にある現代でなぜ昆虫食が注目されているのか、その理由は「世界的な人口増加」「地球環境問題」などによる「食糧危機」にあります。
世界の総人口は現在約76億人。人口の増加スピードは年々加速しており、2050年には97億人に達すると国連は予測しています。
人口が増えればその分だけ食糧が必要になり、野菜や果物ならそれらを育てる耕作地や水や肥料が、牛や鶏などの家畜なら多くの飼料も必要です。
大規模な食糧の増産が必要とされるなか、近年では世界各国で異常気象および異常気象に関連した農作物や畜産物への被害が多発しています。
干ばつ、台風や豪雨による水害、蝗の大量発生、鳥インフルエンザ、豚コレラといった伝染病など、農業・畜産業を脅かす要因は数多く、食糧の増産は簡単なことではありません。
このままでは将来、増え続ける人口に対して食糧の生産が追い付かなくなり、世界的な食糧不足が心配されます。
昆虫食のメリット
世界的な食糧不足が心配されるなかで、国連食糧農業機関(FAO)が「今後、昆虫食が食料・飼料になり得る」とした報告をあげました。
なぜFAOは昆虫食を食糧危機を救う方法として昆虫食を推奨したのか、それは「生産にかかるコストの低さ」と「栄養価の高さ」です。
・省スペース
牛や豚などを育てる場合は広い飼育スペースが必要になりますが、昆虫であればビルの一室などわずかなスペースでも育てられます。
牛や豚などの家畜と比べると騒音や匂いも少ないので、都市部など人口や住宅の密集地でも生産できます。
・飼料効率
1kg分の牛肉を生産するために必要な飼料はおよそ25kgとされています。一方、コオロギ1kgを生産するのに必要な飼料はおよそ2kg。
牛の約1/10の飼料で同等の食用部位を生産できます。
・成長スピード
牛の場合、生まれてから肉牛として出荷される成牛になるまでの飼育期間は2～3年ですが、
コオロギの場合は種類にもよりますが、ふ化からおよそ1か月程で成虫になり、出荷できます。
昆虫は栄養価にも優れています。
ビタミン、カルシウム、鉄、食物繊維など多くの成分を含んでいますが、特にタンパク質が豊富です。
牛肉100gのタンパク質量が約15gであるのに対し、コオロギ粉末100gに含まれるタンパク質は約60g。
牛肉の4倍ものタンパク質を摂取することが出来ます。
ハイスピードミルでコオロギを粉末に
ハイスピードミルでコオロギを粉砕します。
「ハイスピードミル」は１００Ｖの家庭用コンセントで使用できる粉砕機の中ではトップクラスの能力があります。
容器容量は１５００ｃｃ、２０００ｃｃの２種類で業務用としてご使用頂けます。
家庭用のミルでは粉砕できないような硬い素材でも粉砕することができます。
ステンレス製で分解洗浄が可能な構造です。
いろいろな素材の粉砕にハイスピードミルは使用されています。
乾燥コオロギを容器に投入
１回の投入量は２２５ｇです。
蓋を閉めてスイッチＯＮの簡単操作でご使用頂けます。
１０秒粉砕後のコオロギ
１０秒粉砕である程度細かくなっていますがザラザラした粗い箇所も含まれます。
２分粉砕後のコオロギ
２分粉砕でザラザラのほぼ残らないパウダー状になりました。
少ししっとりしています。
ご覧頂きましたように乾燥させたコオロギなら細かく粉砕することが可能となります。
コオロギパウダー作りの詳細は動画でご覧頂けます
日本で、世界で、昔から食べられてきた昆虫たち
いまでも耳にすることのあるイナゴや蜂の子をはじめ、タガメ、ゲンゴロウ、カイコガ、カミキリムシの幼虫などが江戸時代以降には食べられていたようです。
世界では2000種近くの昆虫が食用として消費されていて、主に下記のような昆虫が食べられています。
・タガメ
・カメムシ
・セミ
・ゲンゴロウ
・カミキリムシ
・コガネムシ
・クワガタムシ
・カイコガ
・ハチ
・アリ
・イナゴ
・バッタ
食べ方は生食、素揚げ、炒め物など昆虫の種類や地域によって様々です。
いかに昆虫を食べやすくするか
そこで多く利用されているの加工法が粉末化です。
乾燥したコオロギを粉砕することでふわっとした粉末状になり、見た目の抵抗感はなくなります。
また、粉末化することで製品への加工もしやすくなります。
無印良品が販売を始めたコオロギせんべいをはじめ、チップス、ゴーフレットなど、さまざまな形に加工されて販売されています。
昆虫食の注意点・デメリット
「アレルギー」
エビやカニなどに対してアレルギー反応が起こる甲殻類アレルギーの方は、昆虫でもアレルギー反応が起こる可能性があります。
甲殻類アレルギーが起こる原因とされる「トロポミオシン」と呼ばれるタンパク質は昆虫にも含まれています。
「農薬・食性」
農薬を散布された植物を食べて育った昆虫には農薬が残留している可能性があります。
また、他の生物を食べる肉食性の昆虫や、他の生物の死体や排出物を食べる腐食性の昆虫も人体に悪影響を及ぼす成分が蓄積されている可能性があるため注意が必要です。
昆虫食用に管理・生産された昆虫を選ぶと安心・安全です。
今回テストで使った機械の詳細、価格
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ラボネクト株式会社の製品紹介動画
当社で販売している製品でどういったことができるのかを動画でご紹介しております。
製品情報一覧
今回テストで使用した機械以外にも多くの製品を取り扱っております。
当社製品を使用した乾燥～粉砕～その他テスト例
ラボネクト株式会社で行った様々な乾燥～粉砕～その他テスト例などご紹介致します。
よくあるご質問
当社に寄せられるよくあるご質問にご回答致します。
導入事例
当社製品がどのような用途でお客様にご使用頂いているかをご紹介致します。
動画集
当社製品の使用方法やテスト例を動画でご紹介致します。
価格一覧
ラボネクト株式会社の製品価格一覧
ご購入前に乾燥～粉砕～成形など取扱い製品のテスト可能です
「希望通りの乾燥品や粉砕、粉末化や成形品になるのか？」「製品を直接見てみたい」など
ご購入前に疑問に思われる点もあるかと思います。
当社にはテストルームがございますのでご購入前に各種テストを行い仕上がりなどご確認頂けます。
素材を当社にお送り頂いても問題ありませんし、お越し頂いての立会テストも可能です。
大阪近隣でしたら製品を持ってお伺いすることも可能です。
テストのご依頼などお考えの際はまずはお電話にてご予約ください。
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