粉末にならない素材はどういったものかを検証

粉末にすることができない素材はどういったものか？

ラボネクト株式会社では小型の強力粉砕機の販売を行っております。

当社では様々な素材を粉末にするテスト例をご紹介しておりますが、中には粉末にすることが難しい素材もございます。

今回は粉末になりづらい素材はどういったものかを検証していきます。

 

小型粉砕機 ハイスピードミル

当社の売上ＮＯ．１の小型粉砕機「ハイスピードミル」

ハイスピードミルは小石程度なら粉末にすることができるパワーがございます。

お問合せの際にも石でも粉末にできるならどんな素材でも粉末になるのではないか？との声も少なくありませんがパワーがあるからどのような素材でも粉末にできるということではありません。

 

 

水分の含まれている素材

素材に水分が含まれていると粉末にはならないです。
粉末に水を入れていることと同様だからです。

生の果物の場合、水分が８０～９０％程度あるためを粉砕するとペーストのようになります。
＊粉砕画像はりんご

果物ではなく野菜の場合であっても９０％近くは水分が含まれているためペーストのようになってしまいます。
＊粉砕画像は人参

 

乾燥しているようでも水分の残っている素材

生の果物や野菜ではなく一見乾燥しているような素材でも水分が少量残っているために細かくならないということもございます。

例えばスーパーで販売されている昆布はほぼ乾燥している状態ではありますが若干水分が残っています。

水分が残っているかどうかを確認するには素材を折り曲げて簡単に折れるかどうかで判断できます。

このように折り曲げても折れないような素材の場合は粉砕してもサラサラのパウダーにならずザラつきの残る粗い状態になってしまいます。

水分が多少でも残っている素材の場合は食品乾燥機でしっかりと水分を抜きます。

そうすることで、このように曲げた際にパリッと折れるようになり、この状態ならば細かい粉末にすることが可能となります。

同じ昆布でも乾燥状態によって細かさが変わるということがわかります。

どのような素材でも水分が残っていると細かい粉末にすることは難しくなります。

野菜を天日干しで乾燥したものを粉末にしたいというお客様もおられますが、天日干しの場合は若干水分が素材に残りやすくなってしまいます。
そのため先程の乾燥不十分の昆布のようにザラつきの残る仕上がりになりやすいです。
乾燥させるには食品乾燥機など機械で乾燥させたほうがしっかりと水分を抜くことができます。

 

糖分の含まれている素材

糖分が含まれる素材も粉末にすることは困難な素材となります。

糖分が含まれる素材で粉末にしたいとのお問合せが多いものは果物となります。

食品乾燥機などで乾燥させても水分は飛びますが糖分は残ってしまいます。

バナナを例にご覧頂きます。

粉砕熱の影響で容器外周近くのバナナが粘土のように固まりになっています。

粉砕後に空気に触れされると全体的に固まりとなってしまうため果物など糖分を含む食材をパウダーにすることは難しいのです。

パイナップルの場合でも

容器底で固まりになってしまいます。

果物は糖分があるため粉砕熱の影響により固まりになりやすくなってしまいます。

ご覧頂きましたように糖分のある素材もパウダーにすることは難しい素材となります。

 

油分の含まれている素材

油分の含まれる素材も粉末にはできない素材となります。

ナッツ類は全般的に油分が多いため粉末にはならずペーストになります。

ゴマも油分が多いためペーストなってしまいます。

油分のある素材も乾燥させたとしても油分は残ります。
そのため粉末にすることは難しい素材となります。

 

繊維質の素材

繊維質の素材は繊維が切りきれずに綿のような仕上がりや粗くなってしまいます。

新聞紙を粉砕した場合、綿状の仕上がりになってしまい粉末にすることはできません。

ダンボールも繊維の影響で粉砕時間を長くしても綿状までの仕上がりとなります。

薬草の中でも「よもぎ」は繊維がかなり多く綿状の仕上がりになります。

木も繊維があるため粉末まではできずに粗い状態になってしまいます。

ご覧頂きましたように繊維の多い素材も粉末にすることは難しいということになります。

繊維質の素材の場合は当社製品では不向きですが、すり潰すような構造の機械なら粉末にすることは可能かと思います。

 

弾力のある素材

弾力のある素材も粉末にすることは難しいです。

ペットボトルの蓋のような弾力のあるプラスチックはある程度は細かくなりますが粉末まですることはできないです。

プラスチックの種類によっては粉砕してもほぼ何変わらないものもございます。

こちらのプラスチックは２分粉砕しても粉砕前の状態とほぼ変わりがありませんでした。

プラスチック以外にもゴムやスポンジなどの弾力のある素材も粉末にすることは困難となります。

カナヅチなどで叩いても割れない素材、叩いても変形するだけの素材は粉末化は難しいと言えます。

 

ハイスピードミルの詳細は動画でご覧頂けます

ハイスピードミルの詳細、価格は下記をクリック
⇒[ハイスピードミル]　１００Ｖで使用できる粉砕機でトップクラスの粉砕能力

 

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「希望通りの乾燥品や粉砕、粉末化や成形品になるのか？」「製品を直接見てみたい」など
ご購入前に疑問に思われる点もあるかと思います。

当社にはテストルームがございますのでご購入前に各種テストを行い仕上がりなどご確認頂けます。

素材を当社にお送り頂いても問題ありませんし、お越し頂いての立会テストも可能です。
大阪近隣でしたら製品を持ってお伺いすることも可能です。

テストのご依頼などお考えの際はまずはお電話にてご予約ください。

 

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